「一般会計と特別会計で構成されています」と書かれた予算の通知文。 その文言に何度も出会ってきたけれど、なんとなくスルーしていた「特別会計」という言葉。
“特別”というラベルがついているのに、 具体的にどう“特別”なのか、生活者としての感覚ではよく分からない。 予算の枠組みとして、確かに制度上は「一般会計」とは分けられている。 でも、「特別」が示す語感は、優先?隔離?独立?──どれでもない気がする。
たとえば「国民健康保険事業」や「介護保険事業」「水道事業」など、 一定の使途が定まっているものは「特別会計」として別枠で管理される。 そう聞けば制度的には納得できるけれど── その分け方がなぜ“特別”と呼ばれるのかが引っかかる。
「特定目的会計」ではなく「特別会計」としてしまうことで、 生活者の語感の中ではむしろぼやけてしまう。 予算を動かす“目的や背景の違い”が、語のラベルに反映されていない気がする。
「福祉」「医療」「水道」……生活に密接な領域が“特別会計”という区分で語られるたび、 その「特別」という言葉が“構造”ではなく“ラベル”として使われているように感じてしまう。 今日は、その違和感ごと記録することにする。