緑膿菌は Pseudomonas aeruginosa(シュードモナス・アエルギノーサ) という細菌で、自然界に広く存在しています。特に 水まわりや湿った環境を好む のが特徴で、家庭内でも排水口・浴室・湿ったタオルなどに見られることがあります。
- 水・土・植物・生活環境に広く存在
- 健康な人にはほとんど害を及ぼさない
- 免疫が弱っている人に感染しやすい
- 抗生物質が効きにくいことがある(耐性菌になりやすい)
緑膿菌が問題になる場面
普段はおとなしい菌ですが、免疫力が低下しているときに感染しやすいため、医療現場で注意されることが多い菌です。
感染しやすい状況
- 免疫力が落ちている
- 長期入院中
- 医療機器(カテーテルなど)を使用している
- 傷口がある
- 湿った環境に長時間触れる
起こりやすい感染症
- 創傷感染(傷口の感染)
- 尿路感染症
- 肺炎
- 外耳炎(特に“スイマー耳”と呼ばれるタイプ)
緑膿菌の特徴
緑膿菌には、他の細菌と比べて特徴的な性質があります。
- 湿気を好む:水回りで増えやすい
- バイオフィルムを作る:ぬめり状の膜で身を守る
- 抗生物質に耐性を持ちやすい:治療が難しくなることがある
- 緑色の色素を作る:感染部位が緑色の膿になることがある(名前の由来)
日常生活での注意点
健康な人が過度に恐れる必要はありませんが、次のような習慣が役に立ちます。
- タオルやスポンジを清潔に保つ
- 湿ったものを放置しない
- 傷口を清潔に保つ
- 体調不良が続く場合は早めに受診する
まとめ

緑膿菌は身近な環境に存在する細菌ですが、健康な人にはほとんど害がありません。ただし、免疫が弱っているときには感染の原因になることがあり、医療現場で特に注意される菌です。湿気を好む性質があるため、日常では「清潔」「乾燥」「早めのケア」がポイントになります。
