ホロライブの兎田ぺこらが、卒業したメンバーを「暁(あかつき)」と呼んでいました。
この発想が、なかなか面白いのです。
普通なら「卒業生」や「元メンバー」と呼ぶところです。それを、わざわざ「暁」と呼ぶのです。
この「暁」という言葉を聞いて、漫画やアニメに詳しい人なら、『NARUTO -ナルト-』に登場する組織を思い浮かべるかもしれません。
『NARUTO』に登場する「暁」とは
『NARUTO -ナルト-』の「暁」は、黒いマントに赤い雲の模様をあしらった衣装で知られる組織です。物語の中では、各地の忍が集まった強力な集団として描かれています。
もちろん、ホロライブの卒業生と作品中の「暁」に、設定上の関係があるわけではありません。
それでも、この名前を当てはめると、単に「卒業した人たち」という説明とは違った印象が生まれます。
まるで、それぞれの場所を離れたメンバーが、ひとつの集団として存在しているかのようです。
「元メンバー」では生まれない面白さ
「元メンバー」は、事実をそのまま説明する言葉です。
一方、「暁」は、そこに作品のイメージや物語性を持ち込みます。
しかも、長い説明をしなくても、元ネタを知っている人にはイメージが伝わります。そこから「抜け忍」といった関連する言葉まで連想できるのも、こうしたネット上の言葉遊びの面白さでしょう。
ひとつの呼び名を変えただけなのに、見え方が変わります。
これは、ネット文化らしい発想だと思います。
冗談から生まれる独自の文化
こうした呼び方は、最初から誰かが正式に決めた名称とは限りません。配信者の冗談や、視聴者のちょっとした言葉遊びから生まれることもあります。
それが面白ければ、ファンの間で通じる言葉になっていきます。
ぺこらが配信で使っていた「暁」という呼び方も、そうした言葉の面白さを感じさせるものです。
「卒業生」と呼べば、それで話は終わります。
でも「暁」と呼ぶと、そこに別の世界観が生まれます。
この発想には、なかなか味わいがあります。
まとめ

ホロライブの卒業生を「暁」と呼ぶ。この発想の面白さは、単に呼び名を変えただけではなく、別の作品の世界観を借りて、新しいイメージを生み出しているところにあります。
「元メンバー」という事実を説明する言葉が、「暁」という呼び方になるだけで、そこに物語性や独特の雰囲気が加わります。
こうした言葉遊びが、ファンの間で通じる独自の文化になっていく。ネット文化には、そんな面白さがあるのだと思います。
